心理学基礎用語ナビ

投影/projection

人間には様々な要求があります。しかし、常に何らかの不満を多くの人が抱えているもので、全ての欲求が常に満たされていることはまずありません。
人間はこれらの欲求が満たされずにいると、心理的に苦痛を感じるのですが、防衛機制という心の適応メカニズムによって、その苦痛な状態を上手に調整しています。
この防衛機制の種類には色々あるのですが、投影も防衛機制の種類の1つです。
投影というのは、その人が受け入れがたいような衝動や観念、感情を自分の中から取り除き、他人がそのようなことを抱いていると考えることを指します。最も、正常な状態な心理課程においても疑心暗鬼というように起こる事がありますが、病理が非常に重い場合は現実吟味能力が損なわれ、生じることがあります。
また、妄想的なクライアントの場合は、自分の感じている憎しみを押さえ付けて、その憎しみを相手に投影しようとするので、いかにも相手が自分のことを傷つけると考えるようになります。