心理学基礎用語ナビ

心理テスト/psychological test

実際の臨床の場では、クライアント一人一人の個別性を明確にし、これから行われる治療の方向性を確定するために心理テストを実施します。
心理テストは意識レベルを調べるための投影法と知的・発達水準を調べる為の知能検査および発達検査、意識レベルでの性格の傾向を調査する質問紙法という3つに分けられます。
これらのテストは組み合わせで行われ、1種類の心理テストだけを行ってクライアントの人物像を理解することはほとんどありません。
クライアントの情緒面や対人関係を様々な側面から把握します。このようなテストの仕方をテスト・バッテリーと呼びます。

 

それでは具体的にはどのようなテストが行われるのでしょうか。ここでは投影法で行われるロールシャッハ・テストの例を取って紹介します。

 

ロールシャッハ・テストというのは投影法に分けられる性格検査の代表的な手段の一種であり、左右対称の10枚1組の無彩色と有彩色のカードのインク・プロットにおいて構成されています。
クライアントにインクでできたシミを見せて、それが何に見えるかを答えてもらい、そこで見せた反応を記号化することでそのクライアントの人格を詳細に分析して整理して行きます。
初めは自由にクライアントに答えさせ、その後に質疑を行ってより深く聴取を行います。
カウンセラーはそのテストで採取したデータを基にして、クライアントの知的レベルや対人関係、情緒面について解釈を実施し、クライアントの人物像を理解します。